【口コミが自然に増える店の共通点を発見した?!】飲食店コンサルが教える食べログ&Google対策(保存版)

「なんであの店、特別なことしてなさそうなのに口コミ増えてるんだろう?」
飲食店をやっていると、こんな疑問がふと浮かぶこと、ありませんか?

料理も普通、立地も特別良いわけじゃない。でも食べログやGoogleを見ると、口コミは増え続けていて評価も安定している。正直、「うちと何が違うの?」って思いますよね。これ、センスや運の問題だと思われがちですが、実はそうでもありません。

ご存知でしょうか?
口コミが自然に増えている飲食店には、いくつか共通した考え方と動き方があります。しかもそれは、派手な施策や裏ワザではなく、かなり地味で再現性のあるものだったりします。

逆に言うと、「口コミを増やそう!」と力みすぎているお店ほど、空回りしてしまうケースも少なくありません。お願いの仕方、導線の作り方、口コミへの向き合い方。ほんの少しズレているだけで、結果は大きく変わります。

この記事では、飲食店コンサルの視点から、口コミが自然に増えている店の共通点をわかりやすく整理していきます。食べログとGoogle、それぞれの特性を踏まえながら、「なぜあの店は増えているのか?」を紐解いていく内容です。

前回の記事で「口コミが増えない原因」に心当たりがあった方ほど、今回の内容はヒントになるはずです。「これならできそう」「うちも真似できるかも」そんな感覚で読み進めてもらえたらOKです。

それでは早速行ってみましょう!!

目次

1. 口コミが自然に増える店は「口コミを目的にしていない」

口コミが自然に増えている店をよく観察すると、ある共通点に気づきます。それは、最初から口コミをゴールにしていないということです。意外に思うかもしれませんが、これがかなり大きな違いになります。

口コミが増えない店ほど、「どうやったら書いてもらえるか?」「お願いするタイミングは?」と、口コミそのものに意識が向きがちです。一方で、増えている店はそこを深掘りしすぎていません。考えているのは、「お客様の体験がちゃんと気持ちよく終わっているか」という一点だったりします。

例えば、料理を出すタイミング、声かけの一言、帰り際の空気感。こうした部分を丁寧に整えているだけで、「書いてもいいかな」と思われる確率は自然と上がります。口コミは目的ではなく、良い体験の副産物として生まれている感覚に近いです。

ここで大事なのが、「口コミを増やそう」と思った瞬間に、動きが不自然になりやすいという点です。お願いが重くなったり、作業っぽくなったりすると、お客様も構えてしまいます。「評価してください」と言われると、ちょっと身構えますよね?それと同じです。

口コミが自然に増える店は、口コミを“お願いごと”ではなく、“結果”として捉えています。だから焦らないし、無理もしない。その余裕が、店の雰囲気にもにじみ出ます。この空気感、実は口コミを見る側にもちゃんと伝わっています。

もし今、「口コミを増やさなきゃ」と気負っているなら、少し視点を変えてみてください。まずは、体験の終わり方がどうなっているか。そこを整えるだけでも、口コミの増え方は確実に変わってきます。

2. 共通点①|お客様の“感情が動く瞬間”を逃さない

口コミが自然に増える店は、「いつお願いするか」を感覚では決めていません。ちゃんと感情が一番動く瞬間を見ています。ここを外さない。それだけで、口コミの書かれやすさは大きく変わります。

お客様が口コミを書くのは、理屈ではありません。「美味しかった」「楽しかった」「気持ちよかった」。この感情がピークにあるときに、初めて行動につながります。逆に、どれだけ満足していても、その波が落ち着いてしまえば、もう書かれません。

例えば、料理を食べ終えた直後の「美味しかったです!」という一言。会計時の「また来ますね」。帰り際の笑顔。このタイミングこそが、感情が一番外に出ている瞬間です。口コミが増える店は、このサインを見逃しません。

ここでやることは、とてもシンプルです。「もしよかったら、Googleの口コミいただけると励みになります」。たったこれだけ。条件も、評価の指定も、長い説明もいりません。感情が動いている瞬間に、軽くボールを投げる。それだけで、反応は驚くほど変わります。

逆に、タイミングを間違えるとどうなるか。忙しそうなとき、会話が途切れているとき、事務的な空気の中。こうした場面で口コミをお願いすると、「今じゃないな」と思われて終わります。悪い印象が残らなくても、行動にはつながりません。

口コミが自然に増える店は、お願い上手というより、空気を読むのが上手です。お客様の表情や言葉を見て、「今だな」と判断している。この積み重ねが、無理のない口コミ増加につながっています。

もし今、「お願いしても反応が薄い」と感じているなら、言い方よりもタイミングを疑ってみてください。感情が動いた瞬間を逃さない。それだけで、口コミの景色はかなり変わってきます。

3. 共通点②|口コミまでの導線が驚くほどシンプル

口コミが自然に増える店を見ていると、ほぼ例外なく共通していることがあります。それは、口コミを書くまでに迷う瞬間が一切ないという点です。これ、本当に重要です。

多くの飲食店では、「よかったら口コミお願いします」と声はかけています。でも、その先が用意されていないことがほとんどです。店名を検索して、マップを開いて、該当店舗を探して、投稿画面へ進む。この時点で、かなりの人が離脱します。「あとで書こう」で終わりです。

口コミが増える店は、この“あとで”を徹底的につぶしています。QRコードを読み込めば、すぐ口コミ画面が開く。たったそれだけですが、この差は想像以上に大きいです。行動のハードルが一段下がるだけで、人は動きます。

しかも、設置場所もシンプルです。レジ横、テーブル、伝票クリップ。目立たせすぎず、でも確実に視界に入る位置。ポスターのように主張する必要はありません。「あ、ここから書けるんだ」と一瞬でわかることが大事です。

もうひとつ大切なのが、説明しすぎないことです。「口コミの書き方」や「注意事項」を長文で書いてしまうと、読む前に疲れてしまいます。増えている店ほど、「口コミはこちら」「よかったらお願いします」くらいの軽さで済ませています。シンプル=親切、という感覚です。

口コミ導線は、やる気やお願い方の問題ではありません。構造の問題です。迷わせない、考えさせない、ワンタップで終わる。この設計ができているかどうかで、口コミの増え方は確実に変わります。

もし今、口コミをお願いしているのに反応が薄いなら、導線を疑ってみてください。導線を整えるだけで、「自然に増える側」に一歩近づけます。

4. 共通点③|食べログとGoogleを役割で使い分けている

口コミが自然に増えている店ほど、食べログとGoogleを同じものとして扱っていません。この2つ、似ているようで使われ方も見られ方もまったく違うんですよね。

まずGoogle口コミ。これは完全に「今、この店に行って大丈夫か?」を判断するための材料です。地図で探して、星を見て、直近の口コミを数件読む。このスピード感が特徴です。だからGoogleでは、新しさ・空気感・最近どうかがとても重要になります。

一方で食べログは、比較・検討のメディアです。点数やレビューをじっくり見て、「どの店に行くか」を決める人が多い。評価は一気に跳ね上がるというより、時間をかけて積み上がっていく傾向があります。

ここを混同すると、動きがズレます。例えば、食べログの点数ばかり気にしてGoogleを放置してしまう。逆に、Googleの星だけ見て食べログの中身を整えていない。どちらも、口コミが自然に増えにくい状態です。

増えている店は、この役割をちゃんと理解しています。Googleは「今の店の状態を伝える場所」、食べログは「評価を蓄積する場所」。だから、Googleでは直近の口コミが途切れないように意識し、食べログでは内容の質や写真、返信の積み重ねを大切にしています。

声かけの感覚も同じではありません。Googleは日常の延長で書かれやすい。一方、食べログは「書こう」と思ってもらえたときにしか書かれません。ここを理解しているだけで、「同じお願いをしているのに増え方が違う」という違和感も説明がつきます。

口コミが自然に増える店は、テクニックで増やしているのではありません。媒体ごとの役割を理解し、無理のない向き合い方をしているだけです。この視点を持てるかどうかで、結果は大きく変わってきます。

5. 共通点④|口コミを“管理”ではなく“会話”として扱っている

口コミが自然に増える店は、口コミを「評価を管理するためのもの」とは考えていません。もっとシンプルに、お客様との会話の延長として扱っています。この感覚の違いが、後々かなり大きな差になります。

口コミが増えない店ほど、星の数や点数ばかりに目がいきがちです。「★が下がった」「件数が足りない」。もちろん気になりますよね。でも数字だけを追い始めると、口コミは作業になり、お客様の言葉が置き去りになってしまいます。

一方、口コミが増えている店は、まず内容をちゃんと読みます。「どこが良かったのか」「何が印象に残ったのか」。そのうえで、返信も一言添える。「来てくれてありがとうございます」「その一言が嬉しいです」。これだけで、口コミは一気に“会話”になります。

ここで大事なのは、完璧な返信を目指さないことです。テンプレを貼るより、その口コミに触れた一文があるほうが、見ている人にはちゃんと伝わります。「ちゃんと読んでくれている店だな」。この印象が、次の口コミにつながります。

低評価への向き合い方も同じです。反論する必要はありませんし、無理に取り繕う必要もありません。「そう感じさせてしまったんですね」「貴重なご意見ありがとうございます」。この一言があるだけで、店の姿勢は伝わります。実は、低評価への対応こそ、一番見られているポイントだったりします。

口コミを会話として扱えるようになると、現場にも変化が出ます。「この前、こう書かれてたね」「ここ、褒められてたよ」。こうした共有が生まれると、口コミは数字ではなく、改善のヒントになります。

口コミが自然に増える店は、管理しようとしていません。向き合っているだけです。この姿勢が積み重なることで、口コミは少しずつ、でも確実に増えていきます。

6. まとめ|口コミは「仕組み」と「向き合い方」で自然に増える

ここまで見てきた通り、口コミが自然に増えている店は、特別な裏ワザを使っているわけではありません。やっていることは驚くほどシンプルで、しかもどれも再現性があります。

ポイントは大きく2つです。
ひとつは、仕組み。感情が動くタイミングを逃さず、ワンタップで書ける導線を用意し、食べログとGoogleを役割で使い分ける。ここが整っていないと、どれだけ声をかけても口コミは増えません。逆に言えば、構造を整えるだけで「自然に増え始める状態」を作ることができます。

もうひとつは、向き合い方です。口コミを管理対象や評価として見るのではなく、お客様との会話として受け取る。内容を読み、言葉に触れ、丁寧に返す。この姿勢が伝わると、「ちゃんと見てくれている店」という印象が残り、次の口コミにつながっていきます。

口コミが増えない店ほど、「増やそう」と力みすぎてしまいがちです。でも実際はその逆で、増えている店ほど肩の力が抜けています。無理に集めず、怖がらず、日常の延長として向き合っているだけ。その積み重ねが、評価として表れているんです。

もし今、「うちは何から手をつければいいんだろう?」と感じているなら、まずは一つで大丈夫です。
導線を見直す、返信を一言変える、タイミングを意識する。どれか一つでも整えれば、口コミの流れは少しずつ変わっていきます。

口コミは、増やすものではありません。
整えて、向き合って、育てていくものです。

それでは最後までありがとうございました!
次の記事でお会いしましょう!!

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